2025年2月末から3月にかけて発生した事件のエラーの跡形です。この件は、2月末日よりリアルタイムにアナウンスしていましたが、現在はアップデート版が公開されています。
v1.1からv2のAPIに仕様変更される件はこちらの記事をみてください。
【解決済】This App has violated X Rules and policies.【limitedエラー】
2月末日より販売サイトやnoteのFAQにてアナウンスを行なってきましたが、この問題は解消すべく手をうちました。アップデートされることをおすすめします。
【お知らせ】2月末から販売サイトでアナウンスしてきましたがこちらでもお知らせ。
— ithands(出版部/ツール部/ブログ部) (@ebookbrainai) March 29, 2025
X(Twitter) APIのv1.1 Media Upload廃止(4/30まで)に伴い『Craft Twix』はv2にアップデートしました。
なおGASで認証エラーの件もあわせて解消済です。
アップデートお願いします。https://t.co/SVbrKLXJfg
原因
This App has violated X Rules and policies.というエラーがでるお問い合わせをもらっています。
すでにBOOTHの販売サイトやnoteのFAQに記載していましたが、こちらのエラーは問題が大きいため個別ページを作成することにしました。状況を整理させてもらいます。
ひとまずこの問題はこの記事を随時更新していきます。(複数回更新済)
X(Twitter)でAPI取得時に規約に関するエラーが発生する事例が一部報告されています。
X Developer Platformで次のエラーが表示される場合があります。
This App has violated X Rules and policies. As a result,
certain functions will be limited.
An email has been sent to [アカウントメールアドレス] with details.
For assistance, submit a support ticket.
仕様変更によるバグやトラブルの可能性は低く、自動化に関するルールの厳格化が原因と考えています。
Forbidden: Cannot perform action because app is restricted to read-only.
凍結される前にGASのコールバックURLが保存できない症状もありましたね。
利用規約は厳守しているものの、最近この種のツールが増加しているため、もしかしたら今回の件を機に、X(Twitter)社は無料 API系のツールを排除したい思惑があるのかもしれません。
X(Twitter)は複数アカウントの利用を認めていますが、アカウントの大量取得は以前からスパムして見做しています。X(Twitter)の立場で考えると、Free APIは1つのアプリしか認められていないにもかかわらず、複数のアカウントで複数のアプリを作成することはあまり快く思わないことは容易に推測できます。状況により複数アカウントの利用が必要な場合もあるでしょうが、アカウントの大量取得はNGでしょう。
偽装アカウント
Xのアカウントは信頼のおけるものでなくてはなりません。このポリシーでは、利用者が自身の身元や人気に関して、不当な情報、虚偽の情報、不透明な情報を掲げるアカウントの作成、運用、大量登録を行うことは禁止されています。これには以下の内容が該当します。
自動化機能の無断使用: Xの開発者ポリシーに準拠していない自動化またはスクリプト化されたアカウント。利用者が自らのアカウントへのアクセスまたは使用を許可したサードパーティーアプリケーションに関する責任は、最終的に利用者ご本人が負うことになりますのでご注意ください。
https://help.x.com/ja/rules-and-policies/authenticity
(追記)ひとつ検証結果をシェアすると、GASのコールバックURLは弾かれるように変更されたようです。時期やアカウントによって若干挙動に差異がある気もします。ただし、強引に通してもよい結果にはならないでしょう…。
今できること
(追記)現在、BOOTHで修正バージョンがあがっています。
(過去記事)新規APIに関する対応は次のとおりです。
- X Developer Platformで新規アカウントの開設は行わないでください。
- X Developer Platformのみならず、その後数日以内にX(Twitter)のアカウントも凍結される可能性が高いです。
簡単にいえば、新規ではアカウントを作らないでください。大幅にプログラミングの修正を行なっており、今後、運用の仕方自体が変わる可能性があります。大変申し訳ありませんが、お待ちください。
既存のお客様の対応は次のとおりです。
- 既存のお客様は問題なく運用できていますので、利用可能なAPIを大切にご利用ください。
- 既存のAPIを使い回しましょう。ただし、コールバックURLの変更、APIの再生成は避けてください。
だいたいの状況は把握しているため、必要以上の問い合わせはなるべく避けていただけると幸いです。大量に問い合わせをいただくと、調査やプログラミングの修正の時間がなくなり、対応に影響がでます。
ただし、X(Twitter)社から直接返信があり、その情報をご共有いただける場合は大変ありがたいと思っています。support ticketというリンクをクリックして連絡をとりましょう。x(Twitter)の凍結ルートとはまた別です。
もうひとつ、X(Twitter)社への連絡手段の一つとして、この方のようにdevcommunityで直接相談する方法もあります。
App ID 29669213 (“$DOG Army HQ”) is limited, and Twitter sign-in is disabled. Please provide details on the violations and steps to restore full functionality.
https://devcommunity.x.com/t/urgent-app-id-29669213-dog-army-hq-limited-twitter-sign-in-down/238967/5
有料APIをご利用の方でもなかなか返答が得られないため、無料APIの場合は対応がより難しい可能性もありますが…今回の件を不条理を思う方や交渉力がある方はチャレンジしてみるのもありです。
抜本的な対策が必要です。時間が必要です。ただ、時間がかかるため、いったん「This App has violated X Rules and policies.」に関する応急処置的な対応をしたのち、新しい展開をしようかと考えています。
すぐに使えないことに対する返金対応
(追記)修正バージョンがアップデートされるまでご希望の方には全額返金対応させてもらいました。しかし、現在は修正バージョンがあがっているため、そちらをお試しください。
(返金された方へ)返金した方も仕組み的にダウンロードできるため無料でツールを配ることになっています。。もしもツールを再度使う気持ちがあれば、再度ご購入していただければ嬉しく思います。もちろん、きちんと動作確認が取れた後でかまいません。
もうツールは使わないのであればそのままでかまいません。お手数おかけしたことをお詫び申し上げます。
(過去記事)対応に時間がかかると想定されます。申し訳ないため条件に合致したお客さまは、手数料も含めて全額返金対応します。
BOOTHには返金対応の仕組みがありませんが、エラーが発生した日時の近辺に購入された方のみ返金対応を行います。
返金対応が可能なお客さま:2025年2月21日〜2025年2月28日
- 注文日時
- 注文番号
を記載してください。情報が合致したことにより、そのお客様という確認をとらせてもらっています。1アカウントも運用できなかった場合の対応です。
この対応はすぐに利用できないお客様向けの例外的なものです。APIを取得済みのお客様は正常に動作しているため、返金はBOOTHの規約に基づき行っていません。
また、購入を控えるよう告知した後に購入された方は返金対応の対象外となるため、購入しないようお願いします。
気長にお待ちいただける方は次のアップデートまでお待ちしてもらえるとありがたいです。
あちこちから連絡がくると対応が遅れるため、返金ご希望の方は恐縮ですが、BOOTHのメッセージかマニュアル記載の問い合わせ先からお願いします。ご協力お願いします。
今回の件でお手数おかけして大変申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。
今後の方針
This App has violated X Rules and policies. As a result,
certain functions will be limited.
An email has been sent to [アカウントメールアドレス] with details.
For assistance, submit a support ticket.
小一時間調査したところ、このエラーの回避方法は一発でわかりました。
しかし、非エンジニアがどのように運用すればよいかは、また別の問題です。
「エラーの回避方法がわかる」と「サービスとして運用できる」は、開発者の中で大きな差異があります。特に今回の場合はそのケースにあたり時間も必要です。
利用規約どおり使っていてある日、突然、スパム扱いされるのは違和感があります…。X社はこのあたり昔からサイレントにルール変更するため気まぐれなんですよね…。。。
しかし、より重要なのは、今後再びスパム認定されないことです。偽装行為や騙くらかして回避する方法はよくありません。X(Twitter)の意向に寄り添い、利用規約を厳守する方向で動きます。
エラー回避のアイデアは、エラー発生の報告を受けた当初からいくつかありました.
ただし、X(Twitter)社がFree APIの扱いをどう考えているか、何を基準にスパムと判断するかなどを踏まえ、そのアイデアが有効かどうかを冷静に吟味する必要があります。回避してもまた穴を塞がれたら意味がありません。
方法としては3通りあるでしょう。
- 撤退(できれば避けたい)
- 修正
- 新ツール
現状は修正しつつ新ツールも検討しています。
大幅なプログラミングの修正をする可能性があるため、販売方法も含めて再検討させてもらいます。買い切りですがFAQに記載していたとおり、今回のように修正コストが大きい場合、一部ご負担してもらう形になる可能性もあります。
大幅にプログラミングを書き換える必要があるなど、こちらの負担が大きくなる場合、v2などをだす可能性はあります
https://mh-story.sakura.ne.jp/craft-twix-faq/
Craft Twixの既存ユーザーはなるべく優遇したい思いもあります。また「This App has violated X Rules and policies.」の応急処置的対策は無料で提供します。
今のCraft Twixはそのまま使えます。
現在の進捗
現在の進捗です。
- OAuth2の移行(完了)
- v2に画像投稿のプログラムの書き換え(完了)
- v2に動画投稿のプログラムの書き換え(完了)
- 動画投稿のアルゴリズムの最適化(一緒に修正してしまいたかった。これが時間かかるけど完了)
- UIの変更(完了)
- ファイル生成の自動化(完了)
- 「This App has violated X Rules and policies.」のエラー回避のプログラム・仕組みづくり(完了)
- APIの整理(完了)
- 投稿数の調整(完了)
- コードの整理(暫定で完了)
- 新規アカウントの凍結テスト(完了。凍結しないことを確認)
- さまざまなテスト・複数の環境で検証(暫定で完了、テストは意外に時間がかかります。バグがでたら修正対応が必要)
- マニュアルの作成(暫定で完了)
- リリースバージョンに反映(暫定で完了)
- 新展開(リリース後)
今回は単純にバグを回避するという問題ではなく作業量があります。申し訳ありませんが、しばらくお待ちいただけるようお願いします。
(追記)現在、BOOTHで修正バージョンがあがっています。
今回、時間がない中での大幅な修正だったため、引き続き調整をしていきます。
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